楽しい山歩き♪

山登りの記録を書いていきます☆

【秋の北アルプス大満足縦走】表銀座→槍穂高→西穂高 #4

こんにちはゲンカルです。

 

北アルプス縦走の記録を書いています。

2018年9月16日(日)~19日(水)の3泊4日の縦走でした。

今回は#4ということで、4日目!最終日です。

 

1日目は、燕岳→大天井岳で、大天井ヒュッテ泊。

2日目は、西岳→東鎌尾根を登り、雲の槍を登り、槍ヶ岳山荘泊。

3日目、父は上高地へ下り、私は大キレットを渡り、北穂・涸沢岳穂高岳山荘泊。

4日目、奥穂高岳西穂高岳。人生初のジャンダルムに挑みます!そして上高地へ。

 

移動距離9.4km、標準コースタイム約11時間。 

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昨日は最高の一日でした。大満足で眠りにつき、爆睡。

4:00過ぎに起床です。今日も良い一日になりますように。

まだ他の宿泊者が寝ている中、荷物をまとめ、出発準備をします。

4:40頃、山荘を出ます。この頃になると多くの宿泊者も起き始めます。

 

5:30 日の出前に奥穂高岳登頂。3190m。日本第三位の名峰です。

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日の出前の景色も幻想的です。

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あと少しでサンライズです。

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槍も遠くに。昨日はあの頂上にいました(*^^*)

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景色を眺めていると、日の出です。

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槍も赤く染まっていきます。

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天気は最高、体調もバッチリ、風も無く、そこまで寒すぎない気温。

完璧です。

山に誘われている気がして、今日は奥穂から西穂まで行きます。

夢のジャンダルム超えを決意します。(去年は、奥穂〜前穂を行ったこともあり。)

太陽に照らされたジャンダルム。あのボコッと、空に拳を突き上げたようなあれです。

 

穂高〜西穂のコースは、日本の一般登山道最難関と言われているルート。

馬の背、ロバの耳、等の難所を通り、ジャンダルムを超え、浮石の多い岩稜帯を進み、垂直な岩場を鎖を使って進んでいくようなコースです。

集中力を保ち、気合を入れます。

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と、その前に、朝ごはん。

穂高岳山荘でもらったお弁当を食べて元気をだします。

朝日を見ながら奥穂山頂で食べるお弁当は本当に美味しい(TT)

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6:00 西穂に向けて出発。

コースタイム通りに行けたら良いかなと思い、歩きだします。

歩いてすぐ、早速、最難所です。馬の背…。

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ここを下りていきます。

実は、西穂→奥穂のコースだったら、この馬の背は最後に出てくる難所ですが、

奥穂→西穂だったら、最初に出てきます。そして、これを下りないといけないという…。

登るより降りるほうが圧倒的に怖い!!

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ふと顔をあげるとジャンダルムがはっきり見えます。

ちなみに、この馬の背下りが、今回の縦走で一番怖く、命の危険を感じた場所でした…。(個人的に)

しっかり三点確保で下りていきますが、高度感があり、ぐらぐらする石も多く、バコッと外れてしまうと、あっという間に滑落です…。

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なんとか下りて、振り返ります。

うーむ。下りてしまうと、大丈夫ですね☆

ちなみに、この馬の背のおかげで、ここから先も難所はいくつもありましたが、そこまで恐怖は感じませんでした(^_^;)

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そして、ついに!

7:05 3163mジャンダルム登頂です。

展望はバッチリ!!

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奥穂をバックに一枚☆

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奥穂から同じタイミングできた方々と話をすると、

奥穂↔ジャンダルムをピストンする人もいるようです。

私はそのまま西穂を目指します。

まだまだ気が抜けません。

 

しかし、ジャンダルムを下りてすぐ、素敵なというか嬉しい出会いが。

私と同じく単独行のお兄さんと仲良くなります。

お互い奥穂→西穂は初めてだということで、一緒に進みます。

いや〜広い山で、友達ができるのは非常に心強いです(*^^*)

ま、名前も連絡先も知りませんでしたが、しばらく行動を共にし、西穂山荘まで一緒に行きました☆

お兄さんの後ろ姿です( ´∀`)

お兄さんがリードで、私がフォローで、歩きます。

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ペース的にも同じ感じで、仲良く進みます。

8:20 天狗のコル 

思ったより良いペースです。

さすがっす。と話しながら休憩します。

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天狗のコル→西穂はひたすらアップダウン。

このような岩場を登って下りてします。

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8:48 2909m天狗岩。

あの棒はなんですかね。まさか西穂ですかね?とか話しながら来ましたが、

まだまだ西穂ではありませんでした(^_^;)f:id:genkaru:20180923110634j:plain

 

そして、ついに。

10:40 2909m西穂高岳登頂です!

奥穂→西穂の難関ルートをクリアしました!

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展望は最高です。

歩いてきた道を振り返ります。

遠くに槍もバッチリです!

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これから向かう上高地です。

まだまだ遠くですね(^_^;)

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難関ルートはクリアしましたが、まだまだ岩稜帯ですので、気は抜けません。

チャンピオンピーク、ピラミッドピーク、西穂独標と、アップダウンが続きます。

最後のひと踏ん張りがんばります☆

 

途中にあったたぬき岩。

確かに可愛いたぬきです。癒やされます。

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そして、長い北アルプス縦走の最後の頂。

11:45 2701m西穂独標に着きました!!

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歩いてきたアップダウンの岩稜帯を振り返ります。

西穂独標には多くの登山客がいました。f:id:genkaru:20180923111845j:plain

ここからはずっと下りです。

北アルプスにさよならの時間がやってきました(TT)

団体さんや家族連れが登りに来ています。元気よく挨拶しながら下っていきます。

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丸山付近で振り返ります。もう西穂は見えません。

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そして、

12:35 西穂山荘到着です。

 

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いや〜お疲れ様です(*^^*)

私は自販機でコーラを買い、飲みます。

普段はコーラとかは全く飲まないのですが、山で飲むコーラは美味しい!

そして、上高地発のバスを予約します。ここまでくれば携帯の電波はバリバリ繋がります。

お兄さんは、タバコを一服( ´∀`)

 

ジャンダルムからずっと一緒に歩いてきたお兄さんは、新穂高ロープウェイで下りるとのことです。私は上高地まで行くので、ここからルートが違います。

お兄さんは、日程に余裕があるそうで、明日は燕岳とか行こうかなと言ってます。良いですね☆

私も数日前、雲だらけの燕にいましたが(^_^;)

 

ということで、名前も年齢も知らないお兄さんとお別れです。

一緒に来れて楽しかったですし、非常に良い思い出になりました。

ありがとうございました。またいつか山で会いましょう。と別れ、

私は上高地へ向かいます。

 

しかし、ここからが長かったです…。

山道の下りは、足やら膝やらが痛くなってきますので、ひーひー言いながら急ぎ足でおります。

なんとしてでも、バスの時間までに温泉に入ってご飯を食べたいのです!

 

足は悲鳴を上げていますが、上半身は元気です。

登山道には誰もいないので歌でも歌いながら帰ります。

 

山よ〜さよなら〜ごきげんよろしゅう〜♪

また来る〜時にも〜笑っておくれ〜♪

雪山讃歌

 

 

14:15 登山口に着きました。

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ここから上高地の中心地、河童橋まで1.5キロ位。

平らな道で歩きやすいです☆

先程までいた山を横目に歩きます。やはり、上高地から見る山はとても綺麗です。

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河童橋付近では、登山客ではなくて、観光客がたくさんいます。

山登りの格好をしていたら逆に浮いてしまっていますが、お構いなし。

上高地の中心、河童橋から穂高連峰がきれいに見えます。

今朝、あの頂にいて、歩いてきたんだなぁと感慨深いです。

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その後、日帰り温泉に入りさっぱりします。

ちゃんと体を洗うのは4日ぶりです(^_^;)

そして、奥穂山頂の弁当ぶり(8時間ぶりくらい)にちゃんとしたご飯を食べます。

うどんと、名物上高地コロッケをぺろり。

 

ご飯を食べてのんびりしているとバスの時間が迫ってきたので、バス停に行きます。

16:15発 信州アルピコバスで、バスタ新宿まで一本です。

なんて便利!!

都内の自宅に帰り着いたのは、22時前でした。

 

 

〜大満足の北アルプス縦走でした〜

雲の中を歩いた燕岳、大天井岳

天気の回復を祈りつつ2度登った槍ヶ岳

最高の天気で渡った大キレット、北穂、涸沢岳

過去最高の集中力で挑んだ奥穂→ジャンダルム。

お兄さんと楽しく歩いた難関ルート、ジャンダルム→西穂。

達成感に包まれ、上高地から見上げた穂高連峰

 

自然の雄大さと素晴らしさを再確認した縦走でした。

いや〜また行きたいですね(*^^*)

 

 

また今度どこか行けたら良いですね☆

記事を読んでいただきありがとうございました!

ではまた(*^^*)

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【秋の北アルプス大満足縦走】表銀座→槍穂高→西穂高 #3

こんにちはゲンカルです。

 

北アルプス縦走の記録を書いています。

2018年9月16日(日)~19日(水)の3泊4日の縦走でした。

今回は#3ということで、3日目!

 

1日目は、燕岳→大天井岳で、大天井ヒュッテ泊。

2日目は、西岳→東鎌尾根を登り、雲の槍を登り、槍ヶ岳山荘泊。

3日目で、父は上高地へ下り、私は大キレットを渡り、北穂・奥穂を目指します!

 

※今回は写真多めです(*^^*)

 

移動距離約7km、標準コースタイム10時間。

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昨日は雲が出てて、槍の頂上は展望ゼロでした。

ですので、天気の良い3日目。サンライズを槍の頂上で見ることを決意し、

朝4:30に起きます。

 

父がヘッドライトを持っていなかったので、薄明るくなってきた5時から2槍目を登ります。他の宿泊客も同じことを考えていたようで、槍に取り付いている方々もたくさんいます。

そして、5:30。サンライズ少し前。

120%晴れの槍ヶ岳山頂に立ちます!

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遠くに富士山も見えます。

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2日かけて歩いてきた山々を見下ろします。

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山頂に立って数分後、太陽が顔を出します。

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太陽が出てからの山は一段と綺麗でした。

今日これから歩いていく穂高の方向。

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山荘もはるか下です。山もですが、空も綺麗(*^^*)

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やっと晴れた北アルプス。みんなで喜びます。

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太陽をバックに一枚。今日もたくさん歩きます!

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さて、そろそろ下りて、次の山を目指しますか。ということで、槍ヶ岳を後にします。

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山荘まで戻る頃にはあたりはもう明るい。まだ朝の6時過ぎなんですがね(^_^;)

朝ごはんのお弁当を食べ、荷物をまとめます。

槍ヶ岳のポーズで気合を入れます。バイバイ槍ヶ岳!!

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ここで父とはお別れ。父は下山で、一気に上高地まで下ります。

6:30 私は次の山を目指します。

 

ここからは、標高高めの稜線歩き。

3000メートル超え3つの山を一気に渡ります。

3101m大喰岳は写真をスルーしてしまいました…。

槍から少しずつ離れていきます。

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どんどん歩きます。最高です。

おおブレネリとか口ずさみます♪

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7:10 3084m中岳

天気が良いからと調子に乗ってはいけません。

岩場の稜線歩きは、ルートを外れてしまうことがあります。

私も後ろを歩いていたお兄さんに、そこ違いますよ〜と言われてしまい…。

お恥ずかしい。

しっかり印を見ながら歩きましょう。

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槍からどんどん離れます。

槍が小さくなっていきます。 

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8:00 3032m南岳

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8:05 南岳小屋

ここで、大キレットに向けて、ヘルメットを装着したり準備をします。

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8:15 本日のメイン、大キレットに向けて出発です。

キレット(大切戸)は、南岳と北穂高岳の間にあるV字状に切れ込んだ岩稜帯です。国内の一般登山ルートとしては、今でも最高難度のルートの1つだとも言われています。慎重に行きましょう☆

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北穂↔槍 案内もあります。

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キレットの難所の一つ、「長谷川ピーク」付近の写真です。

去年、通った時は、長谷川ピークを確認して、少し休んだのを覚えているんですが、今年は、これまたなぜか長谷川ピークを確認せずに通り過ぎてしまうという…。

ま、こんな感じです(*^^*)

写真で分かるかなぁ…。

滑ったら、ズズズとなってしまいます…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

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9:35 A沢のコル

久しぶりに荷物を下ろして休憩できる場所です。

ここからは北穂山頂までひたすら岩稜帯を登ります。

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途中で韓国人2人組パーティーの写真を撮り、いい天気ですねぇとか話しながら、

ひいひいがんばり、

10:40 北穂高小屋に到着です。

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今朝、頂に立った槍はもう遠くにあります。

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ここでお昼ご飯です。

名物のカレーと、槍で、槍カレー(*^^*)

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この北穂高小屋から北穂高岳山頂はかなり近いです。

おそらくダッシュしたら十数秒でいけるくらい。

最高のロケーションのところに山小屋があるもんだなぁと思ったりします。

と、いうことで、しっかり休憩し、

 

11:30 3106m北穂高岳

いい感じに雲がでてきて、かっこいい槍が見えます。

北穂山頂からの展望は最高ですね。

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さて、今日はもうひと踏ん張り。

涸沢岳を目指し、穂高岳山荘まで行きます。

個人的には、この北穂↔涸沢岳のルートも気を抜くことができません。

 

北穂を下りてすぐに分岐があります。

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案内もしっかり書いています。

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ガンバガンバ。もうひと踏ん張り!

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そして、

13:10 本日最後の頂、3103m涸沢岳です。

ですが…

山頂には薄めの雲が出ており、展望はほとんどありませんでした(^_^;)

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ただ、所々切れる雲がかっこよくて、見惚れてしまいます。

ラピュタにいるような気分(*^^*)

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ここで思わぬサプライズ!

雲だらけで何も見えない涸沢の方を写真撮っている人がいたので、

何を撮っているのだろうと思い、下を覗き込んだら…

なんと小さめのブロッケン現象\(^o^)/

自分の影の周りに可愛らしい虹が出てます。

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始めてブロッケンを見たので、ちょっと感動です。

 

良い物が見れたと、ホクホクしながら、穂高岳山荘に下りようとしたら、

雲に覆われてて見えなかった明日登頂予定の奥穂高岳が少し顔を出します。

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か、カッコいい…。

見惚れてしまいますが、すぐに雲に覆われててしまいました。

 

そんなこんなで、

13:35 本日の宿泊地 穂高岳山荘に到着です。

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チェックインを済ませ、

17時の夕食まで暇ですので、外に出て紅茶を飲みながらボーッとします。

涸沢の方は雲が無く、よく見えます。

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涸沢は穂高登山の中心地のような場所で、シーズンには色とりどりのテントが並びます。今日は少なめ。

私はまだ涸沢に行ったことがないので、いつかは涸沢でテント泊してみたいですね。

涸沢から見る、穂高連峰も最高なのでしょう。

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ぼーっと過ごしているうちに、夕食です。

サバが特に美味しかったですね。

山で美味しいご飯を食べることができて、感謝あるのみですね。

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夕食後は、明日のために、布団に入ります。

縦走最終日の4日目は、奥穂山頂で日の出を見て、

山と天候と体調と相談し、前穂高に行くか、西穂高に行くか決めたいと思います。

出発は朝の4:30。

今までで一番早い朝ですので、夜も早いです。

 

しかし、今日は本当に良い一日でした。

雲に覆われた2日間、表銀座コースを歩いてきた価値がありました。

大満足です。

 

それでは次回、北アルプス縦走最終日!

どんな出会いと景色が待っているのでしょうか。

楽しみです。

 

#4に続く!

 

genkaru.hatenablog.com

 

【秋の北アルプス大満足縦走】表銀座→槍穂高→西穂高 #2

こんにちはゲンカルです。

 

北アルプス縦走の記録を書いています。

2018年9月16日(日)~19日(水)の3泊4日の縦走でした。

今回は#2ということで、2日目!

 

1日目は、燕岳→大天井岳で、大天井ヒュッテ泊でしたが、

2日目は、西岳→東鎌尾根を登り、槍を目指します!

 

移動距離7.7km、標準コースタイムは7時間です。

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山の朝は早いです。

4時位から他の宿泊者が起き、ごそごそし始めます。

私は少し起きましたが、二度寝

朝5時に朝食のコールがあり、それでやっと布団から出て朝ごはんを食べます。

 

この時点での天気は微妙…。

というか、雨は降らないはずなのに、外はシトシト言っています。

小屋の外も深い霧の中にいるようです。何も見えません。

 

時間的に余裕があるので、ゆったり支度をし、お湯を沸かし、紅茶を淹れていると、宿泊者のみなさんがレインウェアを着て出発しはじめています。

 

外が完全に明るくなってから、少し外に出てみると、だんだん雲が引いていきました。

このような感じです。

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雨も無いし、そこまで寒くないので、出発します。

小屋を出たのは6:55でした。

 

あたりの木々は濡れていて、雨と木の匂いをたくさん吸いながらしばらく歩くと、びっくり平に到着です。

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これはびっくり!

今まで道は雲だらけでしたが、なんかいい感じになっています。雲はありますが、山々が見え、テンションもあがります。

風もいい感じに吹いてて、暑さを和らげてくれます。

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 びっくり平からは稜線歩き。

とても気持ち良いです。

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スキップをしたくなるような楽しい稜線歩きですが、荷物も重いですし、そこまで元気ではないので、鼻歌を歌いながら歩きます。

 

ゆきよ〜いわよ〜われらがやどり〜♪

おれたちゃ街には〜すめないからに〜♪

雪山讃歌

 

楽しく歩いているうちに、西岳ヒュッテが近くなってきました。

ヒュッテに荷物をデポ(置いて)して西岳に行くのが普通のようですが、ヒュッテへ向かう途中に山頂への道が分かれてあったので、先に山頂を目指します。

 

2758m西岳です。8:30に着きました。

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展望はまぁまぁ。上半分がすべて白で、下半分は山。という感じです。

もちろん槍はまだ見えません(TT)

 

西岳を下り、8:36に西岳ヒュッテです。ここで大きな休憩をします。

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大天井ヒュッテから ほぼ同じペースでここまで来た方々と、槍ヶ岳の方を見ながら、

今日は見れるかな?雲は取れるかな?と話をします。

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動かないと寒くなってきますので、早く行こうということで、9:00発。

東鎌尾根を登り、とうとう槍ヶ岳を目指します。

 

9:40 水俣乗越

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槍ヶ岳まであと4.5キロ!と気合を入れます。

ここから少し道が険しくなります。

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そして、水俣乗越に来るまでに天気がだいぶ良くなっていました。

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空も山も綺麗に見えます。

 

東鎌尾根はものすごい危険というわけではないですが、

岩場・鎖場・はしごが少し出てきて、少し緊張感を持ちます。槍ヶ岳に登る練習にもなります。

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ラソンが趣味の父は、長いはしごを下り終えてもこの余裕の表情です(^o^;)

 

そんなこんなで、

10:50にヒュッテ大槍に着きます。

さすがに朝ごはんが5時だとお腹が空く、ということで、11:00〜営業のランチをここでいただきます。

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やはり、山のご飯はカレー!美味しい(TT)!!

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しっかり、休憩をしました。

そして、本日の宿泊地、槍ヶ岳山荘に向け11:30出発です。

 

ここから先は、晴れていれば大きな槍が目の前に見えるはずですが、あいにく槍は雲で隠れて全く見えません…。

槍出ろ!と言いながら歩きます。

途中で後ろを振り返ると、これは良い景色☆

先程までカレーを食べていたヒュッテ大槍が遠くに見えます。

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そして、本日の宿泊地、槍ヶ岳山荘に12:05に着きます。

思ったよりも早く着きました。

 しかし、山荘の周りと槍は完全に雲の中でした…。

真っ白で何も見えません…。

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チェックインを済ませ、山荘のお兄さんに槍がいつ晴れるか聞くと、明日の朝には確実に晴れているけど、もしかしたら夕方にも晴れるかも、と、素晴らしい情報。

これは夕方と朝登るしかないと、2槍を決定。

 

しばらく山荘の中でごろごろし、17時の夕食に合わせて、

もしかしたら晴れるかもしれない夕方の槍に行きます。

 濃いめの雲の中、服を濡らしながら、鎖とはしごを登り、1槍目です。 

日本のマッターホルン、日本第五位3180mの名峰、槍ヶ岳です。

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この高さ…。写真では分かりづらいですかね…。

滑ったりしたらアウトです(*^^*)

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こんな中でも、多くの人が登っていました。下りでは少し渋滞に。

ゆっくり落ち着いて下りましょう(*^^*)

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槍から降りると、少しだけ顔を出してくれました。

いや〜雲に包まれててもかっこいいですね☆

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そして、お腹ペコペコで山荘に帰り、ちょうど17時の夕食時間。

槍ヶ岳山荘では、ふりかけかけ放題なので、これだけでご飯がススみます(*^^*)

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夕食後、周りにあった雲も次第に無くなってきました。

サンセットの時間だということで慌てて外に出ると、沈みかけの小さい太陽が!

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絶景に多くの登山客が見惚れていました。

写真を撮ったわずか十数秒後、太陽は完全に沈んでしまいました(^_^;)

やはり、山でのサンセットは非常に神秘的であり幻想的です。

太陽が沈んだ後も、皆しばらく地平線を見つめていました。

 

空の色がほとんど黒くなった頃、槍の雲は完全に消えました。

ヘッドライトをつけて登っている人たちもいました。

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明日、明後日は9月に入って始めての北アルプス晴天の予報です。

明日は良い一日になりそうです。

 

明日は槍ヶ岳山頂でサンライズを見ようと、決意します。

強力なスポンサー(父)は、仕事の都合で明日下山です。

フリーダムな私は明日から単独行で、北穂・奥穂を目指します。

 

槍ヶ岳山荘は、なぜか携帯の電波が通じたので、友人とやりとりしたり、行程と天気を確認したり…。

そのうち眠くなり、20:00には就寝です。

 

北アルプスの縦走の半分が終わりました。

さて、やっと天気に恵まれた後半戦!

どんな素敵な景色と出会いが待っているのでしょうか。

 

楽しみです。

それでは3日目は#3に続く!

 

genkaru.hatenablog.com

 

 

 

 

【秋の北アルプス大満足縦走】表銀座→槍穂高→西穂高 #1

こんにちはゲンカルです。

先日、2018年9月16日(日)~19日(水)の3泊4日で北アルプスを思う存分縦走しました。今回はその報告の記事です。

 

9月の連休、どの山に行こうか考えていたところ、

強力なスポンサー(父)が北アルプスに連れて行ってほしいと言うので、

父の休みの日程で行ける範囲のコースを決め、父の北アルプスデビューを見守ると共に、私自身も満喫してきました。

 

☆今回のコース☆

父)北アルプス表銀座コース(2泊3日)

燕岳→大天井岳→西岳→槍ヶ岳上高地

 

私は、もう少し休みの日程に余裕があったのでその先も進みました。

私)表銀座→槍穂高→西穂高上高地(3泊4日)

燕岳→大天井岳→西岳→槍ヶ岳→北穂高→奥穂高→ジャンダルム→西穂高上高地

 

少し長くなるので、一日ごとに記事を分けようと思います。

初回は#1 。

中房温泉〜大天井岳ヒュッテまでです。

 

移動距離11.7km 、標準コースタイム9時間10分です。

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9月15日(土)21時頃、都内の自宅を出ます。

新宿駅23:54発 ムーンライト信州91号に乗ります。

始めて乗ったムーンライトですが、なかなか趣のある古めの可愛らしい電車…。

眠すぎて写真撮りそこねたのですが、何人もの電車好きの方々が写真を撮っていました。今思うと少し後悔…。

 

電車に乗り、爆睡です。

翌4:54に穂高駅に着きます。

5:00 燕岳登山口の中房温泉までのバスに乗ります。

 

そして、5:55。中房温泉に着きます。

穂高駅の時は真っ暗でしたが、中房温泉に着いたらあたりはもう明るくなっています。

 

ここから写真を撮っています(^_^;)

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登山届を書き、トイレを済ませ、6:15。いざ出発です!

天気予報では曇りでしたが、所々空が見えて、テンションも上がります。

登山者はたくさんいました☆

 

が、普段マラソンで鍛えている父は、ガンガン飛ばして先行パーティーを抜いていきます。高度もぐんぐん上がります。汗もたくさん出ます…。

第一ベンチ 6:45

第二ベンチ 7:05

第三ベンチ 7:25

富士見ベンチ↓ 7:50

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予想外の好天にテンションも上がります。

 

8:15 合戦小屋

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ここで大きめの休憩を取ります。

もちろん、名物のスイカをいただきます☆

甘くて美味しい!

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ここからは 北アルプス3大急登と呼ばれる合戦尾根を登り、燕山荘へ。

3大急登と呼ばれていますが、そこまできつい感じはしませんでした。いつぞや後輩と行った奥武蔵の山の方が急だったような気もします(*^^*)

しかし、ここまで気持ちよく登っていたのに、合戦尾根からは大量の雲が…。

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うっすらと見える燕山荘を見上げながら進みます。

燕岳は見えません…。

 

9:20 燕山荘

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ここから美しい燕岳が見える予定ですが、あいにくの雲でまったく見えず…。

北アルプスの女王とも呼ばれる燕岳の佇まいを見ることなく燕岳山頂を目指します。

 

9:45 燕岳山頂 2763m

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展望はナシ!

悲しいですが、そのような時もあります。山ですから。

テンションは下がり、メガネ岩やイルカ岩も横目に次へ急ぎます。

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燕山荘への帰り、少し後ろを振り返ると、このような感じ…。

何も見えないよりは良しとします!

でも、かっこいい燕の姿が見たかった(TT)

 

燕山荘を10:25に出ます。次の大天井岳を目指します。

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11:05 大下りノ頭

 

雲はありますが、燕岳周辺よりは見えます。歩いてきた縦走路もバッチリです。

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12:45 大天荘

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さすがにお腹が空いてフラフラなので、大天井岳に行く前に腹ごしらえをします。

私は山菜うどんです。

やはりうどんは好きですねぇ(*^^*)

たくさん歩いたせいか、空腹のせいか、山で食べるからなのか、ものすごく美味しいです。

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腹ごしらえをし、元気を取り戻したら、大天井岳を目指します。

片道10分の道のり。

13:30に大天井岳山頂に着きました。2922m

ただ、雲の中で展望はゼロ。

 

ちなみに、「大天井岳」の読み方は、「おてんしょうだけ」だそうです。個人的に読み方が気になっておりました…。

wikiを見ると、「だいてんじょうだけ」「おおてんじょうだけ」とも呼ばれると書いてあり、また混乱です…。

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大天井岳を後に、本日の宿泊地を目指します。

14:20 大天井ヒュッテ着です。

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小さい山荘ですが、綺麗です。宿泊者も少なく、のんびり過ごすことができました☆

 

山荘の前には道の案内が。

なかなかオシャレです(*^^*)

看板の後ろの道を約15分登ると、牛首展望台。

360度の展望で晴れてると槍が綺麗に見えるそうです。

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山荘のご主人曰く、今日は槍は見えません。とのこと。

私は寝不足からお昼寝をします。

その間、父がカメラを持って牛首展望台まで。

このような展望だったようです。

確かに、槍は見えませんが、山荘はバッチリ見えます☆

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2時間位お昼寝をし、17:00から晩ごはん。

なんと、何を考えていたのか、ご飯の写真を撮っていませんでした…。

ただ、すごく美味しかったです。

ご飯もバッチリおかわりし、次の日に備えます。

他の宿泊者や山荘のご主人と明日の天気について話し、情報収集。明日も雨が降ることは無いそうですが、今日と同じような天気。やはり雲はずっとあるようです…。

ただ、明後日は天気が良いということで、明後日に期待しながら、楽しい食事を終えます。

ほとんどの宿泊者のみなさんも槍ヶ岳を目指すそうです。それは心強い☆

 

そして、19:00くらいにはもうスヤァ(。-ω-)zzz. . . 

山での夜は早いとはいえ、この日は早く寝ましたね(*^^*)

朝5:00の朝食までガッツリ爆睡でした。

 

初日はこのような感じでした。

2日目は、憧れの槍ヶ岳へ!

はたして天気はどうなるのか、槍の雄姿を見ることはできるのか!

それでは#2へ続く!

 

genkaru.hatenablog.com

 

【奥武蔵縦走】伊豆ヶ岳→武川岳→大持小持→武甲山

こんにちはゲンカルです。

先日、8月30日(木)に、奥武蔵の山々を縦走しました。

 

この前、奥多摩を縦走↓して、次はどこ行こうかなと考えていました。

genkaru.hatenablog.com

 

すると、埼玉に住む後輩が、ダイエットしたいとかうんぬん言うので、早速山に誘いました。

ということで、お互いの都合を合わせ、個人的に行きたいなと思っていて、埼玉からアクセスしやすい奥武蔵に行きました。

 

前日の夜に埼玉の後輩の家にお邪魔させてもらい、

朝6時くらいに家を出て西武鉄道西武秩父線正丸駅で下車、 

伊豆ヶ岳、武川岳、大持山小持山を通り、武甲山に登頂!

その後、秩父鉄道秩父本線の浦山口駅まで下りました。

20キロくらいの道のりですね…。

あまり山に行かない後輩にとっては大変な山歩きであったかもしれません(*^^*)

 

天気は晴れ☆

ただ、周りの山々には雲か霧のようなものがかかっており、あまりはっきり遠くまでは見れませんでした。

でも、非常に涼しく歩きやすい気候でした。それでも汗はたくさん出ましたが(^_^;

 

初めての奥武蔵でしたが、自然を満喫し、充実した奥武蔵縦走でした。

後輩もひぃひぃ言いながらがんばりました(*^^*)

 

 

埼玉の後輩の家の最寄り駅を6:00くらいに出発。

目的の駅、正丸駅に8時前に着きました。

8:00から登山開始!駅のすぐそばから登山口へ道が続いています。

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しばらく一般道を歩くと、看板があり、ここから山道が始まります。

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途中、いくつかの小さな開けた場所があり、それぞれ山の名前があるみたいです。

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程よい感じに汗をかいてきた頃、

伊豆ヶ岳山頂へ続く男坂・女坂ルートの分岐に差し掛かりました。

しかし、男坂・女坂共に迂回するようにと案内があり、新しい女坂ルートから山頂へ向かいました。

 

そして、9:10、伊豆ヶ岳に着きました。

伊豆ヶ岳は標高851メートル。奥武蔵の中でも特に人気の山のようです。

昔は景色が良かったそうですが、今は木が伸びていて景色はあまり良く見れませんでした。

後輩もまだまだ行ける感じでしたので、次の山、武川岳を目指します。

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しかし、武川岳に向かう途中でトラブルが…。(@_@;)

伊豆ヶ岳付近の登山道には、武川岳への案内の看板が無く、歩いてきた道を戻ってひたすら看板探し…。

地図を頼りにだいぶ下ってきたら、良い感じの川がありました。

水も冷たくて気持ち良い(*^^*)

しかし、この後も武川岳への登山道を探し続け、30分〜1時間程、案内を見つけるために登ったり降りたりを繰り返しました(^_^;)

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一般道に出て、地図とそこにあった古びた看板を照らし合わせ、やっとの思いで、武川岳の登山道を見つけました。ここからはひたすらの登り…。

いろんな疲労感がありましたが、ふうふう息を吐き、がんばりました☆

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やっとの思いで武川岳山頂に到着!

なんと着いた時間は11:40…。

迷ったせいで予定よりも大幅に遅れてしまいました。

まぁそういう時もあります(^_^;)

 

武川岳は標高1052メートル。1000メートルを超えました。

武川岳の武は武甲山から、川は生川から取られているそうです。別名はホウキ平です。

ここも、山頂は木が多く、展望は良くありませんでした…。

 

正丸駅で同じ時間に出発した、単独登山のお兄さんも休憩していました。同じ目的地の武甲山に行くようです。少しホッとします。

そして、ベテランのご夫婦も休憩をしていて、武甲山を目指していると話すと、いろいろなアドバイスをくれ、励ましてくださいました。

山での人との出会いや交わりは嬉しいですね(*^^*)

 

少し休憩して、次の大持山を目指します。

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武川岳登頂で少し元気になり、気持ちよく大持山へ向かって行きましたが、

この、武川岳から大持山までの道のりが今回の奥武蔵縦走で一番大変なルートでした…(個人的に)

ものすごい急な坂がいくつもあり、超えても超えても看板も無く、あとどれくらいなのか、いつ着くのか、精神的にも肉体的にもキツい登りでした(^_^;)

ハチに追いかけ回されたり、遠くでイノシシが走ってたり…。自然界の恵みも存分に味わいました(*^^*)

更には、一生懸命頑張っていた後輩の足にマメができ、潰れ、見ていて痛そうでした…。

 

いろいろなことがありましたが、ゆっくりでも一歩一歩確実に歩けばいつかは着きます。

13:20にやっと大持山に着きました。

大持山山頂の看板には、次の山への時間の目安が書いてあり、励まされました。

お腹が空いてきた頃ですが、アンパンと行動食で済ませ、武甲山でお昼を食べるためにがんばります!

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大持山・小持山は、武甲山〜武川岳を結ぶ山として歩かれることが多いようです。

大持山〜小持山の登山道は岩場が多く、自然のままの山容が残っており、個人的には飽きること無く楽しく歩くことができました。

 

気がつくともう小持山です。

13:55に着きました。

山頂の看板は倒れていました。

本日のメイン武甲山まであと70分!

15時には着きたいな〜と思い、最後の登りをがんばります。

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小持山山頂を出てすぐ、武甲山が目の前に見えます。

表から見ることが多いと思いますが、裏から見る武甲山は珍しい(*^^*)

カッコいい山ですが、今からこれを登るのかと、気を引き締めます。

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小持山を出て、しばらく下り、シラジクボへ。

そして、最後の登りだと気合を入れて、がむしゃらにひたすら登ります。

気がついたら、分かれ道と看板が…。

山頂があと少しだと分かり、テンションが上ります。

後輩も元気になりダッシュですε≡≡ヘ( ´Д`)ノ

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少し登ると、武甲山御嶽神社が!

山の上なのに大きな神社です。誰もいなかったのですが、大小のお酒が備えられていました。

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そして、神社から少し登ると…。

やっと着きました。本日のメイン。武甲山山頂です!

時間は15時前。良い時間です。

 

武甲山は1304メートル。縦走最後の山にして、一番高い山です。

200名山の一つに数えられる素晴らしい山です。

ちなみに、武甲山は北側の斜面が石灰岩質で、石灰岩の採掘が盛んに行われています。石灰岩採掘により山容の変化が激しく、秩父市側から見ると、山の上半分は白い岩肌が見えます。

昔はもっと標高が高く、測量当初は1336メートルだったそうですが、採掘が進むにつれ、三角点が移動し、山頂の標高も1295メートルに変わり、2002年の調査により、改めて、標高1304メートルとなったそうです。

 

ここで、遅めのお昼ご飯です。

お湯を沸かして、カップ麺のうどんとおにぎりを食べました☆

自分の箸を忘れてしまい、そこらへんの枝を折って箸の代用にしました(^_^;)

木の風味がダイレクトにしますが、山で食べるカップ麺は美味しい\(^o^)/

最高です。

空腹と疲労感、達成感と景色が最高のスパイスですね。

 

山頂でゆったり30分くらい過ごしました。

奥武蔵を満喫したので、早く温泉に入りたいと、ふもとの駅まで向かいます。

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景色も良いです(*^^*)

遠くは少し雲で見えませんが、秩父の街を見渡すことができます。

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武甲山にさよならして、ひたすら下りますが、

下りはキツいです…。

足に膝に体重がダイレクトに乗ります…。

後輩も久しぶりの山歩きで20キロ近く歩き、マメもできつらそうですが、降りないと帰れないのでがんばります(*^^*)

 

なんとか登山道を降りきりました。

ここからは砂利道、アスファルトの道を駅までひたすら下ります。

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そしてやっと…。

17:30に浦山口駅に着きました。縦走の旅のゴール地点です。

なんと3分後に電車が来るということでラッキーです(^_^;)

2駅隣りの御花畑駅まで行き、西武鉄道駅前の温泉、祭の湯へ向かいます。

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秩父鉄道御花畑駅に向かう途中、先程まで山頂にいた武甲山が見えました。

カッコいいですね(*^^*)

登った分、余計にかっこよく見えます。

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疲れと汗を取るために、祭の湯に到着です。

祭の湯の前からも武甲山が見えます。

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祭の湯の入館料は980円。タオルレンタル込で1200円。

平日でも遅くまで空いています。

最近できたみたいで、非常に綺麗です。

温泉も広く、のんびり入りました。

鹿児島出身の私としては、もう少し熱い風呂があっても良かったかなぁ〜と思ったり…。

でも、水風呂はキンキンに冷えてて最高でした。

風呂上がりには、くつろぎ処でテレビを見ながらのんびり。

気がついたら19時を超えていました。

www.seibu-leisure.co.jp

 

そろそろ帰るかという頃に、せっかく秩父に来たのだから、

こないだ某テレビ番組でやっていた埼玉名物のみそポテトを食べんでどーする〜

ということで、みそポテトをいただきます。

うん。美味しい(*^^*) みそとポテトの味がします(*^^*)

この後、隣のフードコートでもみそポテト食べました☆

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そして帰路につきます。

後輩とは駅で別れ、私が家に着いたのは、夜10時過ぎになりました…。

 

 

〜感想〜

いろんなことがあった山歩きでした。

普段は一人で山に行くことが多いのですが、後輩といろんな話をしながら歩いたので、楽しかったです。

奥武蔵の人気の山を巡ることができてよかったです☆

天気は良かったのですが、山頂は木が多く、遠くまでの景色を見ることができなかったので、少し残念でした。

その分、武甲山での山頂からの景色を堪能することができましたね。

 

登山道はアップダウンが激しく、比較的長い登りが続いたりしましたが、尾根歩きも多く、岩場が多い道もあったので、達成感もあり、飽きること無く楽しめました。

 

残念なのは、道に迷ったことですかね。

私の地図の読解力不足か、看板を見つけれきれなかったのか…。

まぁ。次は迷わないように気をつけます。

 

約9,10時間くらい山にいたんですかね…。

自然の大きさと素晴らしさを味わうことができてよかったです☆

後輩も、がんばりました(*^^*)

 

さて、次はどこの山に行こうか、また計画を立てます。楽しみです♪

 

 

 

 

 

【奥多摩プチ縦走】三室山→日の出山→大岳山

こんにちはゲンカルです。

 

2018年8月26日(日)に奥多摩三山の一つ、大岳山に行きました☆

今回はその報告の記事です。

 

家を朝早く出て、青梅線日向和田駅で下車、

三室山、日の出山、御岳山の神社を通り、大岳山に登頂!

その後、奥多摩駅まで下りました。

20キロくらいの道のりです。

 

天気は晴天☆

でも、気温と湿度が高く、汗だくだくでした…。

メモ帳を忘れたのと、同行者に急かされたので、正確なタイムを記録できず、写真も少ないですが、奥多摩の自然を満喫した楽しい山行になりました。

 

 

家の最寄り駅を6:30くらいに出発。

目的の駅、日向和田駅に8:30に着きました。

 

青梅街道やら吉野街道を横断し、青梅市梅の公園に。

途中、いくつかこのような案内図がありました。

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近所のおじさんに登山道入り口を聞き、

ここから登山道です。

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ダラダラと続く道をふうふう言いながら登ること約一時間。

9:30過ぎに三室山山頂に着きました☆

山頂というよりは、少し開けた場所…。

まだ、達成感はあまりありません。

次の日の出山に向かいます。

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三室山と日の出山のちょうど真ん中くらいにある高峰山です。

ここも山頂感はありません(*^^*)

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高峰山から、ヒィヒィがんばること、約30分…

ようやく日の出山です。時間は10:30。

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素晴らしい景色です!

爽やかな風が体を冷やしてくれます。

ただ、ここまでシャツが絞れるほど汗だくに…。

シャツを着替えました。

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そして、御岳山へ。

神社があり、ケーブルカーでもアクセスできるので、人がものすごく増えてきました…。

あまり人がたくさんいる所は好きではないので、早めに通り抜けます。

神社もそこまで興味ないので、写真は撮らなかったのですが、去り際に、一応撮っておこうと、少し神社感ある部分をパシャリ…。

 

さて、ここから本日のメイン、大岳山に向かいます!

ちなみに、御岳山の神社を出てすぐのところに、天狗の腰掛杉という迫力満点のカッコいい杉があります。写真撮るの忘れてしまったのですが…。ぜひ見てほしいなと思います☆

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御岳山を出て、

今までの登山道とはだいぶ雰囲気が変わってきました。

登山らしくなってきた道をひたすら歩きます。

お腹が空いてきたちょうどお昼の12時頃、大岳山荘前の広場に着きました。

大岳山荘は現在休業中ですが、広場ではたくさんの人がお昼を食べていました。

私もここでおにぎりを…。

 

地図を見ると、あと20分の登りで大岳山山頂とのことです。

ラストスパート気を引き締めて、広場から、鳥居を抜けて山頂を目指します。

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そして、12:30。

ようやく登頂です!

素晴らしい景色です。

少し雲がかかってますが、遠くに富士山も見えます。

気持ちの良い風と、綺麗な空、カッコいい山々をダイレクトに感じます…。

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記念に一枚。パシャリ。

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その後は、ダッシュで下山です…。

ものすごい汗と、程よい疲労から、早くお風呂に入りたい一心です(*^^*)

 

鋸山と、愛宕山愛宕神社を通り、奥多摩駅からの登山口まで…。

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14:30着でした(*^^*)

その後、近くの温泉に行き、奥多摩駅からホリデー快速で都心に戻りました。

 

 

〜感想〜

 

非常に楽しい山歩きでした。

日の出山周辺の登山道は比較的歩きやすかったのに対して、

大岳山周辺の登山道は、岩場も多く、アップダウンがあったりして個人的には楽しめました。

景色も道も進む度に変化があるので、飽きること無く歩くことができました。

 

 

気をつけたいのは、暑さですね。

水は2L持っていったのですが、ほぼ無くなりました。

もっと持って行っても良かったかもしれません。水分補給はこまめにしましょう…。

 

また、三室山〜日の出山はあまり人が多く歩いている形跡が無く、細かい道もたくさんあったので、地図は必ず携行しましょう。

 

 

さて、次はどこの山に行こうか計画を立てましょう。楽しみです。

 

 

 

 

 

【楽しい山歩き♪】登山の記録を書いていきます…。

こんにちは

ゲンカルです。

 

今年24歳になる普通の男です(*^^*)

都内に住んでいます。

趣味は登山で、いろんな山に行くのが好きです☆

 

せっかく山に行くので、その思い出をシェアしたいなと思い、ブログを始めます。

自然の素晴らしさや、山の魅力をお伝えしたいと思います。

 

山が好きな方も、あまり興味ないという方も、

私の山歩きを参考にしてくださって、山に行く機会が増えれば嬉しいなと思います。

 

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