【秋の北アルプス大満足縦走】表銀座→槍穂高→西穂高 #3
こんにちはゲンカルです。
北アルプス縦走の記録を書いています。
2018年9月16日(日)~19日(水)の3泊4日の縦走でした。
今回は#3ということで、3日目!
1日目は、燕岳→大天井岳で、大天井ヒュッテ泊。
2日目は、西岳→東鎌尾根を登り、雲の槍を登り、槍ヶ岳山荘泊。
3日目で、父は上高地へ下り、私は大キレットを渡り、北穂・奥穂を目指します!
※今回は写真多めです(*^^*)
移動距離約7km、標準コースタイム10時間。
↓
昨日は雲が出てて、槍の頂上は展望ゼロでした。
ですので、天気の良い3日目。サンライズを槍の頂上で見ることを決意し、
朝4:30に起きます。
父がヘッドライトを持っていなかったので、薄明るくなってきた5時から2槍目を登ります。他の宿泊客も同じことを考えていたようで、槍に取り付いている方々もたくさんいます。
そして、5:30。サンライズ少し前。
120%晴れの槍ヶ岳山頂に立ちます!
遠くに富士山も見えます。
2日かけて歩いてきた山々を見下ろします。
山頂に立って数分後、太陽が顔を出します。
太陽が出てからの山は一段と綺麗でした。
今日これから歩いていく穂高の方向。
山荘もはるか下です。山もですが、空も綺麗(*^^*)
やっと晴れた北アルプス。みんなで喜びます。
太陽をバックに一枚。今日もたくさん歩きます!
さて、そろそろ下りて、次の山を目指しますか。ということで、槍ヶ岳を後にします。
山荘まで戻る頃にはあたりはもう明るい。まだ朝の6時過ぎなんですがね(^_^;)
朝ごはんのお弁当を食べ、荷物をまとめます。
ここで父とはお別れ。父は下山で、一気に上高地まで下ります。
6:30 私は次の山を目指します。
ここからは、標高高めの稜線歩き。
3000メートル超え3つの山を一気に渡ります。
3101m大喰岳は写真をスルーしてしまいました…。
槍から少しずつ離れていきます。
どんどん歩きます。最高です。
おおブレネリとか口ずさみます♪
7:10 3084m中岳
天気が良いからと調子に乗ってはいけません。
岩場の稜線歩きは、ルートを外れてしまうことがあります。
私も後ろを歩いていたお兄さんに、そこ違いますよ〜と言われてしまい…。
お恥ずかしい。
しっかり印を見ながら歩きましょう。
槍からどんどん離れます。
槍が小さくなっていきます。
8:00 3032m南岳
8:05 南岳小屋
ここで、大キレットに向けて、ヘルメットを装着したり準備をします。
8:15 本日のメイン、大キレットに向けて出発です。
大キレット(大切戸)は、南岳と北穂高岳の間にあるV字状に切れ込んだ岩稜帯です。国内の一般登山ルートとしては、今でも最高難度のルートの1つだとも言われています。慎重に行きましょう☆
北穂↔槍 案内もあります。
大キレットの難所の一つ、「長谷川ピーク」付近の写真です。
去年、通った時は、長谷川ピークを確認して、少し休んだのを覚えているんですが、今年は、これまたなぜか長谷川ピークを確認せずに通り過ぎてしまうという…。
ま、こんな感じです(*^^*)
写真で分かるかなぁ…。
滑ったら、ズズズとなってしまいます…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
9:35 A沢のコル
久しぶりに荷物を下ろして休憩できる場所です。
ここからは北穂山頂までひたすら岩稜帯を登ります。
途中で韓国人2人組パーティーの写真を撮り、いい天気ですねぇとか話しながら、
ひいひいがんばり、
10:40 北穂高小屋に到着です。
今朝、頂に立った槍はもう遠くにあります。
ここでお昼ご飯です。
名物のカレーと、槍で、槍カレー(*^^*)
おそらくダッシュしたら十数秒でいけるくらい。
最高のロケーションのところに山小屋があるもんだなぁと思ったりします。
と、いうことで、しっかり休憩し、
11:30 3106m北穂高岳
いい感じに雲がでてきて、かっこいい槍が見えます。
北穂山頂からの展望は最高ですね。
さて、今日はもうひと踏ん張り。
個人的には、この北穂↔涸沢岳のルートも気を抜くことができません。
北穂を下りてすぐに分岐があります。
案内もしっかり書いています。
ガンバガンバ。もうひと踏ん張り!
そして、
13:10 本日最後の頂、3103m涸沢岳です。
ですが…
山頂には薄めの雲が出ており、展望はほとんどありませんでした(^_^;)
ただ、所々切れる雲がかっこよくて、見惚れてしまいます。
ラピュタにいるような気分(*^^*)
ここで思わぬサプライズ!
雲だらけで何も見えない涸沢の方を写真撮っている人がいたので、
何を撮っているのだろうと思い、下を覗き込んだら…
なんと小さめのブロッケン現象\(^o^)/
自分の影の周りに可愛らしい虹が出てます。
始めてブロッケンを見たので、ちょっと感動です。
良い物が見れたと、ホクホクしながら、穂高岳山荘に下りようとしたら、
雲に覆われてて見えなかった明日登頂予定の奥穂高岳が少し顔を出します。
か、カッコいい…。
見惚れてしまいますが、すぐに雲に覆われててしまいました。
そんなこんなで、
13:35 本日の宿泊地 穂高岳山荘に到着です。
チェックインを済ませ、
17時の夕食まで暇ですので、外に出て紅茶を飲みながらボーッとします。
涸沢の方は雲が無く、よく見えます。
涸沢は穂高登山の中心地のような場所で、シーズンには色とりどりのテントが並びます。今日は少なめ。
私はまだ涸沢に行ったことがないので、いつかは涸沢でテント泊してみたいですね。
涸沢から見る、穂高連峰も最高なのでしょう。
ぼーっと過ごしているうちに、夕食です。
サバが特に美味しかったですね。
山で美味しいご飯を食べることができて、感謝あるのみですね。
夕食後は、明日のために、布団に入ります。
縦走最終日の4日目は、奥穂山頂で日の出を見て、
山と天候と体調と相談し、前穂高に行くか、西穂高に行くか決めたいと思います。
出発は朝の4:30。
今までで一番早い朝ですので、夜も早いです。
しかし、今日は本当に良い一日でした。
雲に覆われた2日間、表銀座コースを歩いてきた価値がありました。
大満足です。
それでは次回、北アルプス縦走最終日!
どんな出会いと景色が待っているのでしょうか。
楽しみです。
#4に続く!